こだわりん プロフィール

    こだわりん創業者

    柘植 千佳
  • Lawin株式会社 代表取締役
  • 名古屋大学農学部 卒業
  • 身長:146cm
  • 血液型:Bがた
  • 好きなこと:おいしいもの食べる、お酒のむ

「こだわりん」を始めたきっかけ

私は、名古屋大学農学部在学中に、食の背景にあるストーリーを届けたいと「こだわりん」というブランドを立ち上げました。

生物の科目が好きで大学の農学部に入った私は、品種改良などを始めとした実験や研究で充実した日々行なっていました。 しかし、就職活動が始まる大学3年生になり、ふと気づいたことがありました。それは、「食に興味を持ち、農学を学んだにも関わらず、食の現場をほとんど知らない。」ということです。

大学の研究によって、品種改良やDNA 配列に操作よっておいしいものが作れることは学んでいましたが、実際に、どんな人がどんな想いで作り、どんな風に食べものができているか、をほとんど知リませんでした。

そこで、私は、在学中に食の作り手さんを一人で巡り歩きました。
実際にどんな風に作るのかを自分の目や耳などの5感を通して学びました。そうすると、食に対する見え方が180 度変わってきました。

食の作り手さんが苦労をしながら、必死の想いで作っていること、農家であれば、台風で農作物が倒れ、それでも「生き残ってくれてありがとう!」と作物を引き起こすこと、また、パン屋さんであれば、赤ちゃんを扱うかのように優しく丁寧に作ること。

その1つひとつの光景には、「化学式を研究するだけに止まらない、作り手さんの愛が溢れている」ということ。そのことに感動を覚えました。
食の背景を知ることで、自然の命があり、作る人がいるから、生かされていることがわかるようになりました。

高校時代の辛い受験勉強や、その他の挫折から、一時は拒食や過食を繰り返し辛い時期もありましたが、自然に治っていきました。嫌いだった食べもの(漬物)も積極的に食べられるようになりました。

「食べ物を大切にする」ということ、「食べものを粗末にしない」「感謝して食べる」ということを、一人ひとりが「気付く」ということ、「感じる」ということ。子どもたちの一人ひとりの、心の豊かさを養い、多様な視野で物事を考えるきっかけになればと思っています。

食の背景に対する「親近感」がおいしいを最大化する

残念ながら、こだわりんは、'もの知り博士' ではありません。食の世界は、とても奥深く、どこまでも広いなあと感じます。

そんな、私にできること。
それは、’生活者のひとり’ として
目の前で繰り広げられる食の物語を
等身大で表現し、共有すること。

場所が遠かったり、ツテがなかったり...。
そんな普段なかなか見ることのできない
食の現場に足を運びます。

その場の状況をありのままに伝え、
感じたことをそのままに表現します。

こだわりんの大切にしていることは「親近感」です。

かっこつけるんじゃない、
ただありのままを見せる。

美しいものも、いびつなものも、
色々あるから愛おしくなってくる。

現場との距離をちょっとでも身近に感じてもらえるように、
リアルにありのままに、
食の物語を生活者の目線で伝えます。

すこしずつ、すこしずつ、
日々の生活の中で、
あなたの食べている食べものが
「誰がどのようにして作られたのか」を
想像したり感じたりできる世界になったらいいな。

こだわりん食の現場訪問