生産現地へGo!

【訪問レポ3】ザーザーと水の流れる音。うなぎの選別仕分け作業

漁協の施設内はザーザーという水の音

養殖池でどうまんに入れられたうなぎは、トラックで一色漁業協同組合の施設に運ばれます。

こだわりんがお邪魔した時は、地元の小学生たちが社会見学に来ていました。みんな興味深そうに見学してましたよ。子供たちが地元の産業について勉強するのは、とてもいいことですね。そう思いました。

一色漁協の施設を見学に来た地域の小学生

施設の中に入るとザーッと言う水の音が絶え間なく響いています。
この音は・・・、あとでお話ししますね。

 

先ずは、サイズ別に仕分け

運ばれてきたうなぎは、どうまんから仕分け台の上に出されます。

どうまんから仕分け台に出されるうなぎ

仕分け台は3つのレーンに分けられた木製の台で、職員さんたちがうなぎをサイズ別に選別して行きます。

うなぎの仕分け台

ニョロニョロ動くうなぎを手早く掴んで、ポンポンとサイズ別のレーンに分けています。こだわりんにはとても出来そうもありません。まず、絡み合ってニョロニョロしているうなぎの大きさを見極めることが出来ません。もし見極められたとしても、ヌルヌルしたうなぎを上手に掴むのは難しそうです。ワザを見て感動しました。

サイズ別になったうなぎを円筒の容器に・・・

仕分け台は少し斜めになっていて、台のおしまいの所で、うなぎを大きなバケツに受けます。

仕分け台の端からバケツの中に出てくるうなぎ

次に、バケツから円筒形の容器にうなぎを移し替えて行きます。この円筒形の容器は、たくさん積み上げることが出来るようになっています。

バケツから円筒形の容器にうなぎを移し替える

円筒形の容器が積み上げられたところ

何段にも積み上げられたうなぎの容器は、次の場所に移動します。

 

 

二日かけてエサ抜き!

積み上げられたうなぎ容器の行き先は、滝のようなシャワーの下です。

滝のようなシャワーの下に並べられたうなぎの容器

そうなんです。施設に入った時から響いていた水の音は、滝のようなシャワーの音だったんです。

これは「エサ抜き」という工程。約二日間、うなぎたちをシャワーの下に置くんです。

うなぎたちは養殖池でお腹いっぱいにエサを食べています。だから施設に着いたばかりのうなぎのお腹にはエサが詰まっているんです。二日間でお腹のエサは排泄され、体の臭みも流されます。

うなぎの取引は目方(Kg)でされますから、お腹の中のエサの重みが入ってはダメなんですね。なるほど!と納得しました。

こうして、商品として準備ができたうなぎを、生きたままで料理店や加工場に出荷するんですね。

取材先情報
作り手さんの写真

株式会社 尾張まるはち
愛知県名古屋市昭和区
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    ここの養殖場で育った
    三河一色産うなぎ (特大3L)
    ¥8,900 (税抜)