冬においしいカリフラワーの秘訣

Shoko Ito Shoko Ito

まだまだ寒い1月中旬、畑で作業しているゆめのたねファームの高木さんを取材しました。

3万本以上が栽培されている広大なカリフラワー畑を、一人で管理されています。

大きくて真っ白なカリフラワー。

お話を伺っていくと、そのカリフラワーに育て上げる秘訣がわかってきました。

 

 

           

味良し、香り良し、見ため良し!

 取材写真
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「味の充実感があります。」と、とっても良い表情で今季の出来栄えを教えて下さった高木さん。

純白で、花がぎゅっとしていて、軸もジューシー。ほんのり甘くて、かすかに感じる苦みもあり、鼻に抜けるふわっとしたかおりも抜群。

そして、とにかく大きくどっしり!手はおろか、顔と比較しても大きいと感じるサイズ感は高木さんのカリフラワーだからこそなんです。

           
片手で持ち上げるのがやっとこなくらい重量感あるカリフラワーにはビックリでした!
             

純白でジューシーさ感じるカリフラワーの秘訣

 取材写真
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葉の生育がね…と畑を案内してくださいました。

これまたがっちりとした葉が花を包み込むように湾曲しています。上から見ると渦を巻いていて、花の姿は全く見えません。

葉の生育が良いと真冬の寒さや霜から花をしっかりと守ることができるので、純白で美しいカリフラワーに仕上がるのです。

つまり、真冬のカリフラワーに葉の生育はとても重要なこと。

葉を良い状態に生育させるために、高木さんは「肥料は足りているのか?水は?」と、試行錯誤しながらコントロールに努めます。

 

           
葉がそんなに大事な役割を担っているとは知りませんでした!
               

苦難に出くわしても前を向く

 取材写真
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真っ白で立派なカリフラワーが育った今季。

しかし相手は自然ゆえ、高木さんは大きな苦難とも戦っていました。

11月中に出荷予定だったカリフラワー約5000本が軟腐病という病気にかかってしまい、全廃棄を決断。

個人農家としては大打撃です。でも、単に落ち込むだけではなく、解決策を探り、次に活かす努力を惜しまないのが高木さんなのです。

その精神力だからこそ、広大な畑をたった一人で、そして美味しく美しく育て上げられるのだなと感じました。

 

           
美しく立派な野菜の背景には強い心と努力があると思うと脱帽です。
     
取材先情報
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高木宏道
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