名古屋農業園芸・食テクノロジー専門学校

畑では、無農薬で育てられた様々な野菜が季節ごとに大切に育てられています。

収穫された野菜は販売されるほか、焼き芋など、加工された形でマルシェでも多くのお客さんに楽しんでもらっています。

 

育てる作物の選定はすべて学生たち自身で決めています。

夏に植える野菜、冬に植える野菜、そのローテーションや同じ場所に何を育てるべきかを計画するのも学生自身。

初めはコンクリートのように固かった土を、1年かけて改良したり、肥料や堆肥を活用したり。

野菜が育つ環境づくりから行っているのです。

ここから生まれる野菜には、彼らの想いがたっぷり詰まっています。

 

それぞれのチームや個人が持つ区画では、個性的たっぷりに栽培が進められています。

「周りに負けないくらい美味しい野菜を作りたい!」と競争心を燃やす学生もいれば、「自然農法で野菜の力に任せて育てたい」と挑戦する学生も。肥料を与えるタイミングや植え方の工夫、間隔を空ける試みなど、それぞれの方法でおいしさを追求しています。

 

「じゃがいもを育ててみたけれど、一度は全滅してしまった。でも、もう一度頑張ろうと思えた。」と語る学生。「お客さんに届けるものだから、緊張感をもって作っている。」と、責任を感じながら作業を進める学生。

それぞれの思いをこめて大切に育てられる野菜たち。

「野菜がよく育つと本当に嬉しいし、逆に元気がないとどうしたら元気になるのかな」と我が子を育てるような感覚だと教えてくれました。

 

こうして生まれた野菜は、どれも学生たちのこだわりと経験が詰まったものばかり。

ぜひ、その美味しさをマルシェで味わってみてください。