ぷるぷるコリコリな”生キクラゲ”の美味しい食べ方を紹介!

Shoko Ito Shoko Ito

実は自動車部品の研磨工場である、愛知県・豊田市のテクノムサシさん。

しいたけのほかに、もっとびっくりするものを空き倉庫内のハウスにて栽培されているんです!

それが、「キクラゲ」!!

そう、キクラゲってあの八宝菜なんかに入っている黒いコリっと食感が特徴の、あれです。

でもそのイメージとは全く違うことが、食べてみると分かります。

何が違うの?どう料理したらいいの?そんな疑問に、kodawarinキュレーターで管理栄養士の伊藤祥子が答えます!

           

実はかなり希少!生キクラゲ

 取材写真
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中華料理に時々登場する「キクラゲ」ですが、実はそのほとんどが中国などから輸入される「乾燥キクラゲ」です。

水で戻してから、炒め物やスープの具材として調理されることが多いですね。

今回のテーマである「生キクラゲ」は、その名の通り“乾燥させていない、収穫した時のままパック詰めされたキクラゲ”。

そもそもキクラゲの国内生産シェアは数%にとどまっており、そのうち何割かは乾燥キクラゲとして販売されていることもあるため、「生」の状態で販売されているキクラゲってかなり希少価値が高いんです。

その「生キクラゲ」を栽培・出荷しているのが豊田市のテクノムサシさんです。

車部品の研磨工場を本業としながらも、空き倉庫内にきのこ用のビニールハウスを設置し、徹底した温度・湿度管理の下、安定したキクラゲ栽培を行っています。

 

 

 

           
ハウス内にキクラゲの菌床が並ぶ姿は圧巻でした!
             

乾燥キクラゲと、どう違うの?

 取材写真
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「乾燥キクラゲも水で戻して使うからそんなに大差ないんじゃないの?」と思った方、私も同じ想像をしていました。

そこで実際に食べ比べをしてみました!

台湾産の乾燥キクラゲを水で十分に戻してから湯がいたものと、テクノムサシさんの生キクラゲを湯がいたものを用意し、どちらもそのまま食べてみました。

台湾産乾燥キクラゲは水で戻しても薄く、カリカリシャキシャキとした食感。食べなれた食感でもありました。

テクノムサシさんの生キクラゲを食べてみると…

プリッコリッ!まず噛む音が違います。そして、非常に肉厚です。歯ごたえがとても楽しいです!

口に運んでひと噛みするだけで違いがわかる食材も珍しいなと感じました。

           
味や香りがほぼ無いのも特徴。食感のアクセントとして活躍する食材だなと感じました!
               

生キクラゲを美味しく食べる簡単レシピ

 取材写真
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「生キクラゲ」の特徴でもあるプルッコリッとした食感を生かせるお料理をご紹介します。

“ネギたっぷりダレで食べる、生きくらげとアボカドのサラダ”です!

【材料】

生きくらげ 1/2~1パック

アボカド 1/2個

〈ねぎダレ〉

細ねぎ 2・3本

ごま油 大さじ1

しょうゆ 大さじ1

酢 大さじ1

さとう 大さじ1

鶏がらスープの素 小さじ1

【作り方】

1.ネギダレを作る。細ねぎを小口切りにし、ボウルに入れる。そこへ砂糖と鶏がらスープの素を加え、全体になじませる。☆この2つはつぶ状の調味料なので、最初に混ぜておくと溶けやすい。

2.その他の調味料もすべて1のボウルに合わせて混ぜ合わせる。〈タレの完成〉

3.きくらげを軽く洗い、湯を沸かした鍋で30秒ほどさっと湯がく。ザルに上げ、粗熱をとる。その間にアボカドをお好みの厚さにスライスしておく。

4.皿にアボカドを並べ、上に食べやすい大きさに切ったきくらげをのせて、ネギダレをたっぷりとかけたら完成!

 

ねぎはわけぎや万能ねぎなど、細いねぎが辛みが穏やかでおすすめです。

調味料はすべて1と覚えておくと便利ですよ!

 

アボカドのなめらか食感とキクラゲのぷるコリ食感が何とも合う一品に仕上がりました。

食感が特徴的な生キクラゲなので、このようにさっと湯がいてサラダや和え物に使うのがおすすめです!

もちろん、炒め物やスープに加えても◎

お手軽レシピなので、ぜひ作って生キクラゲの食感を楽しんでみて下さいね!

           
サラダや和え物にする際は、アボカドのように食感が柔らかくなめらかな食材と組み合わせると、生キクラゲの良さをより引き立てることができますよ。
     
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