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きつい、汚い、もう卒業?!農業の最先端をいくイノチオファーム豊橋へ

今回は、最先端をいく次世代施設園芸「イノチオファーム豊橋」にやってきました。

それにしても、とーっても大きいです。3.6ヘクタールあります。100mX100mが1ヘクタールなので、その3.6倍あるということになりますね。広すぎて、地上からでは、ファーム全体をカメラで収めることはできませんでした。

農林水産省が次世代施設園芸をすすめているので、その一環としてイノチオファーム豊橋はできたそうです。

今回は、このイノチオファーム豊橋を設計した、役員の大門さんに案内していただきました。

トマトってこんなふうに垂れ下がってできるっけ?

さっそくトマト栽培場にお邪魔しました。…とその前に、なにやら通路には黄色いテープが貼ってあります。

気になって聞いてみると、人の通る道と機械の通る道をテープで線分けすることによって、人と機械が接触しないようにしているんだとか。働く人の安全性を考慮しているんですね。

さて、いよいよ栽培場の中へ。半自動の分厚い扉が開くと、ジャングル?のようにダイナミックなトマトの木々。

「いやいや、トマトって木じゃないでしょ。」と思うのですが、10mにもおよぶトマトの茎なので、木としか表現できないです(笑)

このイノチオファーム豊橋では、年間で3,600万個〜4,300万個ものトマトが出荷。トマトの苗でいえば、約8万3,000本〜11万本もの苗が育てられています。

ジャングルというと無造作な感じがしますが、イノチオファーム豊橋では、すごく均一に整理されて植えられています。苗と苗のあいだは等間隔。一直線に並んでいます。

よく見ると、トマトの茎にクリップが。そして、そのクリップの内側に黄色のスポンジが付いています。

トマトの茎を傷つけないように、スポンジをクッションにしています。トマトの生産量にも驚きましたが、植物想いなところにも魅力を感じました。

人に優しく。ここなら働きたい!と思える環境を整える

こんなに高いところまで苗が生長したら管理が大変そう…そう思う矢先、「これをみてごらん!」と大門さんの声。現われたのは、パートさんの声をもとに作った台車です。

ハシゴを使って高いところの管理をしていたら、苗ごとにハシゴをずらして上り下りしないといけないけれど、これはその労力がいらない自動なんです!

ボタンを押すと、スーーーーっと前へ進んでいきます。これなら、自分の届きたい場所に簡単に届くことができますね。

それにしても、ミニトマト用にこういった機械を開発できちゃうところが、大門さんの凄さですね。大門さんは、もともと建築系の出身だから、機械いじりはめちゃくちゃ長けてます。

「こうやってクリップを使いながら、茎をおろしていくよ。そうすることによって、収穫するトマトの実の位置がいつも人の高さにくるようになる。かがまなくていいから腰を痛めないし、働く人も作業しやすいよね。」

確かに、これなら、自然体の姿勢で収穫できるから、作業しやすいですね。よく農家さんが「腰を痛めたー」と言っていたりしますが、収穫にはその心配がなさそうです。

続いて現われた一人の女性。パートさんのようですが、やけにぷっくらとしています。

ツンツンっとしてみると、空気がジャケットの中に入っているんです。実は、この上着は「ファンジャケット」と言って、扇風機がくっついています。

そして、ボタンを押すことによって、自分の好みの風量をジャケット内に送り込んでくれるのです。

このファンジャケットを着ることによって、真夏でも快適にビニールハウス内で作業ができるように工夫をしています。パートさんはもちろん、社員さんも現場作業をする人はみんなお揃いで着ているようです。

私も試着。ふわぁあ〜っと風が下から背中に吹き抜けてきました。日常ではありえない風の方向なので、初めはびっくりしました(笑)背中と首筋が涼しくなるので熱中症対策にはバッチリです。

水、肥料、二酸化炭素や日射量まで!?自動化された精密な管理

農家さんの育てる野菜といえば、一つ一つジョーロなどで水やりをして、肥料をまいて…のような形をイメージしていませんか?!

こだわりんもその一人だったのですが、ここでは、機械によって自動的に水や肥料が植物に届くんです。

これは、水や肥料の配合を管理する機械。

植物の生長段階やその時々の状態に合わせて、どのような配合をしたらいいのか選択することで、それぞれの植物に栄養分が行き渡るようになっているのです。

これだけのミニトマトを一つ一つ人の手で水やりしていたら、それこそ人件費が多大になってしまうし、トマトの値段が上がってしまいますね。

「土日は仕事しなくていい農業を目指しているよ」そう語ってくれました。農業が3Kと言われる1つには、植物(生物)を扱っているからその世話のために休日が取れないこともあります。

できるところを上手に機械化することによって、「土日に仕事しなくていい農業」を目指しているのですね。それにしても、この業界からしたら、いかにも斬新ですね。

こちらは、日射量や二酸化炭素などを管理しています。日光の強さによってビニールハウスの屋根が最適な角度にOPENするようです。

ディスプレイが8台もいっぺんに並んで、なんだかIT企業みたい〜。

農業のイメージが覆る!スマートな農業「イノチオファーム豊橋」

今回、イノチオファーム豊橋を訪れて思ったことがあります。それは、「スマートさ、賢さ」です。農業の担い手が少なくなり、高齢化のすすむ中、若手エリートの応募が絶えないイノチオグループ。

農業=3Kのイメージではなく、ワクワクするような新しい風を吹かせてくれるところに魅力を感じます。

スタッフは、工場長に、圃場担当、選果担当、などに分かれており、将来実家の農業をつぐための勉強に入社しされた方もいて、多種多様な個性が集まっていました。

圃場担当の方が「毎日いのちを育んでますんで、毎日がハッピーです!」と話すと、他から「決めゼリフ決めすぎやわ!」なんてツッコミが入ったり…(笑)

個人でこだわりを持って栽培されている農家さんも尊敬していますが、企業として農業の未来を担おうとしているイノチオグループのような会社もステキ。今後の活躍に目が離せません!!

イノチオファーム豊橋

 

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