菜食食堂ととと

ふんわり、もちもち。焼き立ての香ばしい香りがふわっと広がって、ひと口食べれば、やさしい旨みがじんわりと口いっぱいに。見た目はシンプルなのに、噛むほどに深い味わいが広がって、「これ、ほんとに植物性なの?」と思わず驚いてしまうおいしさです。

生地には、小麦粉の代わりに米粉とおから粉を使用。軽やかな食感なのに、しっかりと満足感があって、野菜の甘みと自然なコクがふんわりと重なります。小麦・卵・乳製品を使わないグルテンフリー仕上げだから、アレルギーのある方も安心。「粉ものをあきらめていた人にも、おいしいお好み焼きを楽しんでほしい」——そんな店主の想いから生まれた、やさしくて力強い一枚です。

使う食材は、できるだけ国産や有機の野菜、植物性のものだけ。調味料にいたるまで丁寧に選び抜かれた素材が、体にも心にもやさしい味を届けます。ひと口ごとに感じるのは、「菜食って、こんなにおいしいんだ」という新しい発見。そんな思いを込めて、今日も一枚一枚、ていねいに焼き上げています。

お店の名前「ととと」には、“誰かと誰かが、何かと誰かが、みんなが笑顔でつながるように”という願いが込められています。菜食主義の方も、そうでない方も、同じ食卓を囲んで「おいしいね」って笑い合える——そんな、やさしいつながりが生まれる場所です。

「無駄なものなんて、この世にはひとつもない」
それが、店主がずっと大切にしている想い。

あふれる食の中で、ときに見えなくなってしまう“命の重み”。捨てられてしまう食材の中には、動物の命だったものもあります。だからこそ、「必要な分だけを、感謝していただく」ということを忘れずに。

ヴィーガンの店主が、菜食料理のお店を開く夢の第一歩としてはじめた「ととと」。植物のやさしい力を感じながら、今日も誰かの笑顔のそばに寄り添います。
心と体がほっとする“菜食時間”、あなたの日常にも、そっと取り入れてみませんか?