実は全然味がちがう!いろんな「練り製品」を食べ比べてみた
そもそも「練り製品」っていろんな種類がある
練り製品っていうと、どんなものをイメージされますか?
代表的なもので言えば、おでんに入っているもの、ちくわ、かまぼこ..といったところが思い浮かべやすいでしょうか?
練り製品とひとくちに言っても、実はいろんな種類があるんですよね。大まかに言えば、製法・原料・形・地域によって呼び方が変わってきます。
<!–(練り製品の詳しい違いは、こちらの記事を読んでみてくださいね!)–>
今回試した練り製品は、揚げてある系のものです。一般的には「さつま揚げ」と言われることが多い部類ですね。
「揚げてある練り製品」というだけでかなり絞られてきているのに、こうして食べてみると、味も食感も香りも全然違うんですよねー!!
ということで、今回は、食べてみた比較をレポートしたいと思います!
見ためも全ゼーーーン違います!
今回食べたのは、右上から順に、
①紀文「あげはん」
②紀文「角天(Feelとのコラボ)
③かね貞「まる天」
④まるぶん「昔のままのさつま揚げ」
⑤豊浜水産「豊浜はんぺい」
⑥一正「さつま揚げ」
⑦⑧大国屋「天ぷらはんぺい」の(四角)と丸型
並べると、これだけ大きさや色が違うんですよね。
基本的に、揚げる時間が長かったり、はんぺいに含まれているブドウ糖の量が多かったりすると、練り製品の色づきが濃く(黒く)なるようです。
ここでいうと、④まるぶん「昔のままのさつま揚げ」と、⑥一正「さつま揚げ」が、こんがりとした濃い色づきでした。
逆に、⑤豊浜水産「豊浜はんぺい」は一番色が薄かったですね。
続いて、これらのはんぺいを切ってみました。
見ての通り、全然厚みが違うんですよね。見るからに、⑤豊浜水産「豊浜はんぺい」はペラペラ(笑) 逆に①紀文「あげはん」や、④まるぶん「昔のままのさつま揚げ」、⑥一正「さつま揚げ」などはとっても分厚くなっています。
⑤「豊浜はんぺい」と①紀文「あげはん」で暑さを比べるとこんなにも違うので、驚きです!
実際に食べてみると意外な結果が・・・
それぞれのはんぺいを食べてみたところ、味も食感もまったく違っていたのでレポートします!
まず、紀文の「あげはん」
見た目が分厚いので、もっと歯ごたえがあって硬いのかなって予想していたのですが、案外ふわっとした食感でした。おでんなどに入れて煮込むとより柔らかな食感がまして美味しくなりそうなイメージです!
個人的には、紀文の「あげはん」もいいのですが、Feelさんとのコラボ商品である「角天」は結構おすすめです♪
もう少し歯ごたえのある食感で、優しくてまろやかなすり身の香りがします。
続いて、かね貞の「まる天」
こちらは、スナック菓子のような袋に入っています。開けた瞬間に、パフッと魚の香りが..♡
でも、かね貞の「まる天」は、他と少し違ったところがあります。それは魚の原材料がイワシなんです。普通は、スケトウダラなどの白身魚を使うケースが多いのですが、イワシならではの独特の香り、そして、噛んだ時の歯切れのよさが特徴的です♪
続いて、まるぶん「昔のままのさつま揚げ」
日本酒にあいそう!!(笑) 魚の焼いたような香ばしさがあります。私がすっごく好きな味だったのですが、やや他のものよりも、魚を焼いた時に出るような苦味があるのかな?意見交換をメンバーでしてみたところ、その香ばしさが、好みを分けるようでした。
続いて、豊浜水産「豊浜はんぺい」
一見、ペラペラだし色も一番薄いので、あまり期待はしてなかったのですが、口に含んだときに「これは!!」という魚の旨味と甘みが広がって美味しかったです。なんか、他の練り製品とちょっと違うんですよね。一番ペラペラだったのに(笑)、歯ごたえが一番ありました!
温めなくても、そのままの状態で楽しめるのも大きな特徴ですよね。実際、練りものがあまり好きじゃなかった人も、「これは食べられる!」っていう美味しさのようです。
そして、お次は、一正「さつま揚げ」
こちらも人気がありましたよ!魚の香りがしっかりするのに、クセのきいた味がないためバランスがよかったです。
歯ごたえもよくて、分厚いのでカサ増しされてるかな?とも思ったのですが、ごまかしのない風味が広がりました。
最後に、大国屋「天ぷらはんぺい」の(四角)と丸型
見た目は、豊浜水産と同じような色ですが、ふかふかした優しい食感がありました。材料にお豆腐が混ぜ込んであるからか、味が濃いわけではないに、まろやかな風味が口のなかに残りますよ!!
以上、それぞれの練り製品を食べ比べさせていただきました!
豊浜はんぺいの石黒さん(左)とこだわりん(右)
材料も形も、そして作られている地域も違うため、味や食感がぜんぜん違うのは面白いことですね♪
紀文さんなどのように、加熱するといい香り強くなって美味しいもの、また豊浜はんぺいさんのように、おつまみとして生のまま食べるのも◎なもの、それぞれの特徴を活かした食べ方を試してみるのもよさそうですね♪
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