やまへい農場
削りいちご・いちごみるく
楽しさいっぱい♪自社栽培のオーガニックイチゴを使ったドリンクとデザート
食の楽しさを教えてくれるのが、やまへい農場さん。
はい、いらっしゃーい♪気前のいいお兄さんが迎えてくれた。
たくさんのイチゴが詰まった削りイチゴに、自分たちでモミモミしてつくるイチゴみるく..
とにかく、子どもから大人までが思わずワクワクしてしまうような食べものがずらりと並ぶ。
「関牛乳寒天やまへいイチゴ削りのせ、ゴロゴロコンフィチュールの混ぜ混ぜ冷麺」
なんていう、「なんだそりゃ!?」っていうような変わった名前の商品もあり、
なんだか、このキッチンカーに出会うと楽しい気持ちになってしまう。
また、春先などは、キッチンカー(トラック)の天井から側面までイチゴのツルが茂っていて
「イチゴ狩り体験」もできちゃうという…。
もともとは、鉄骨業を営むこの会社。
数年前から農業を始め、今は、岐阜の本巣市を中心に、オーガニックでイチゴを栽培し、キッチンかーで自分たちで作ったイチゴを使ったドリンクやデザートを販売し始めた。
例えば、氷を一切使わず、いちごだけを丸ごと削った「削りイチゴ」は、2つの品種からなる。
甘みが強くて感触がすごく柔らかい「あきひめ」と、適度な酸味が嬉しい「紅ほっぺ 」。
品種の特徴から説明が始まるのも、自分達で育てているからこそなんだと思った。
そして、甘酸っぱくてひんやり冷たいイチゴの上から、さらに、口あたりなめらかな「自家製イチゴシロップ」が。
煮詰めては何度も漉してを繰り返されたイチゴシロップは、ほんわりと口の中でとろけていく。
そして、イチゴ自体にも、やはり、栽培へのこだわりもある。
一つ目は、収穫のタイミング。
例えば、普通のスーパーなどは、7割ぐらいの完熟度で収穫することが多い一方、
やまへい農場さんでは、しっかり完熟になってから収穫している。
しっかり木で完熟したものを当日中に冷凍させることで、”青みのない甘さ”になっている。
そして、オーガニック栽培。
農薬を極力減らし、自然由来の肥料を使を使うことで、安心安全なイチゴを作れるように工夫を凝らしているとか。
そして、最後は作る人。
「農業って大変そう…ってイメージがまだまだあるから、我々はあえて、女性や若手が主体になって農業をしているよ。
やっぱり農業のイメージを少しでも変えたくて。」と語るいやまへい農場の板倉さん。
社長の想いをしっかりと受け継ぎ、農業への想いを話してくれた。
農業法人もキッチンカーを始める昨今。
イチゴを通して農業の楽しさ、素晴らしさ、そして、農業への身近ささえをも感じさせてくれる、やまへい農場さんの畑で取れた、
おいしいイチゴのデザートやドリンクを召しあがってみてほしい。
(取材・記事 柘植千佳)