巧coffee

”個性的”な空間が広がるキッチンカーを発見。

今までにみたことのない看板、そして、
サワをもつハットを被った男性のワインボトル、さらにはオモチャの木琴…

それぞれのオブジェがかなり特徴的で、

とにかく、今まで感じたことのない、不思議な世界に連れて行ってくれそうなキッチンカーだ。

ここで売っているのは、こだわり”まくり”のコーヒー。

そう、こだわり”まくり”という言葉が、とにかくふさわしい。

何にそんなにこだわり”まくって”いるかというと、それは、コーヒーの焙煎機。

え!?焙煎機…!?そう思う方もいるかもしれない。しかし、「コーヒーの味は焙煎によって決定される」といっても過言ではないほど、焙煎は味を左右する。

そして、巧コーヒーさんは、「コーヒーの焙煎機」をオリジナルで作っているというのだから驚きだ。

「自前の焙煎機を作ったら、世界で一つだけの焙煎機になるなって。そしたら、たった一つのコーヒーの味になるなって思って。なんでも自分で作りたい性分なので、自分で焙煎機を作りました。」と話す三宅さん。

もともと飲む方の「好き」が転じて、生豆を仕入れ、手編みの焙煎で焙煎するようになり、

そしてさらに、焙煎機までオリジナルで作ってしまったんだから、それはもう、こだわり中のこだわり。

しかも、その焙煎機も毎年改造しているらしく、「こういうふうに改造したら、どういう味になるんだろう?」と研究にいとまがないのである。

「改造してるから、毎年同じ味にはならないのですよ(笑)」と話す三宅さんからは、好きに対するワクワクな気持ちが溢れ出ていた。

そんな三宅さんの好奇心が話題となり、「大人の秘密基地」というテレビ番組に出たことも…!

こだわりんとして、今まで色んな作り手さんを見てきたが、

ここまで、自分の「好き」を追求し、自分の「好き」を極め、そして、その「好き」をとことん表現しているお店はなかなかない。

巧コーヒーさんのコンセプトは、「あなたの大切な時間とともに」。

コーヒーは、淹れた時から温度がだんだん変わっていくので、最初の1口目と最後の1口目で味が変わっていく。その変化を楽しむのが、コーヒーの楽しみ方。

「まず、ファーストインプレッション飲んでほしい!」って正直思うけど、でも、「今この時間が大切だな」っていうお客さまのそれぞれの大切な時間とともにあるコーヒーでいたいなって思うんです。

そう話す巧コーヒーさんは、冷めてもおいしいコーヒー、冷めてもおいしく最後まで飲めるコーヒーを提供する。

「1口目もおいしいし、3口目もおいしい、仮に、自分のやりたいことに30分没頭してしまって冷めてしまっても、まずいと思うコーヒーではなく、おいしいと思えるような、そんな人それぞれの時間に寄り添うコーヒーを目指しています」と語ってくれた。

基本的には、どれも深煎り系のコーヒーになっており、酸味の尖った感じはあまりなく、ガツンとくる感じもなく、ナチュラルにわたしたちに寄り添ってくれるような感じがして、とても飲みやすい。

お豆の種類に悩む方は「今週の巧ブレンド」から飲むのがおすすめ。

三宅さんがオリジナルな3種の豆を混ぜ合わせて作ったブレンドで、飲んだ時に、いろんな味わい感じられるので、酸っぱいスイーツでもバター系でも…どんなお料理にも合う。フードマーケットでの食べ合わせにもピッタリだ。

ぜひ、巧コーヒーさんの、「好き」から始まる「個性的な世界観」をたっぷりと味わって頂きたい。