Café Bonheur
ドリンク


注文してから丁寧に作ってくれる。挽きたてのコーヒーと、点てたてのお茶系ラテ、そして子供も好きな、果実たっぷりのドリンク。
ママはこれ!うーん、私は、僕は、これー!
親子で手を繋いで買いにいきたくなるのが、Café Bonheur (カフェボヌール)さんのドリンク。
コーヒーへのこだわりはもちろんのこと、甘いラテ系のドリンクや、ジュースまでをもこだわっているから、
家族みんなで、飲みものを買いに行きたくなる。
Café Bonheur (カフェボヌール)さんのキッチンカーは白、
そして、メニュー表も白、看板も白、インスタの写真も白背景。
…ほぼ全てにおいて、白が基調となっています。
「主役は、商品とお客さん。 白にしているのは、商品とか、人と人との会話とか、お客さんとの出会いとかの邪魔をしないようにと思って。 」そういう江口さんからは、若さながらの可愛さと、人柄としての優しさが伝わってきます。
まず、飲んでほしいのが、ほうじ茶ラテ。
注文すると、その場で丁寧にお茶を点ててくれる。
まだ飲む前なのに、作ってくれている最中から、茶葉のいい香りが漂う。
そして牛乳と混ぜ合わせて提供してくれたラテは、ほろっとほどよい苦味がありながら最高の香りを放つ。
“ふわあ〜〜〜〜〜〜”
「ラテだからって、茶葉は妥協したくないんです。」と、作り手の江口さん。
美濃加茂茶舗さんとの出会いをきっかけに、茶葉の香りの豊かさに惹かれ、ほうじ茶ラテを作ることに決めたとか。
それも、茶葉なかでも、かなり品質のいい茶葉 を選んで使っているんだそう。
そして、あわせて注目したいのが、抹茶ラテ。
こちらも、注文を受けてから、お茶を点てて提供してくれる。やっぱり点てたばかりのお茶の風合いは全然違う。
そして、ミルクたっぷりのの中に、お抹茶が混じり合う。
シロップとは全く異なる、お茶の粒子を感じられるような、そんな出来立てのドリンクは、心まで癒されていく。
「作り置きは絶対しないんです。ほうじ茶ラテも抹茶ラテも、ロイヤルミルクティーも、そして、コーヒー系のやっぱり作りたてがドリンクも美味しいから、そこにはこだわりたい」と、江口さん。
どのラテ一つとっても、こんなに入れるの!?と思うほど、たくさんのお茶を入れてくれる。
実際、ロイヤルミルクティーでは、普通の紅茶の2倍もの茶葉を使っているとか。
そして、カフェラテなどのコーヒー系のラテも、必ずお豆を引くところから始めてくれる。
商品を手に取ってからだけでなく、商品を手に取るまでの工程においても、
ゆっくりと芳ばしい香りを感じながら、ゆっくりした時の流れを感じることができるのは、ここの最大の魅力。
こだわりは、お茶系のラテだけではない。ドリップコーヒーはやはり飲みたいところ。
4つの国のお豆をブレンドさせて深煎りしたコーヒーは、香り高くも苦味が案外少なく、後味がすっきりしていて飲みやすい。
ブラックバードというこだわりのロースターさんから、お豆は仕入れているんだとか。
そして、果実がゴロゴロと入ったくだものジュース。
例えば、ベリー系のジュースで言えば、ブラックベリーにブルーベリー、ストロベリー、そして、華やかかつ爽やかさを兼ね備えた輪切りのオレンジまでが1つのコップに入り込み、なんとも贅沢。
飲んだ瞬間に、いろいろな果実の味と香りが一気に押し寄せ、疲れた体も一気に蘇る。
カフェ巡りが大好きで、カフェ系の専門学校卒業後、すぐに始めたキッチンカー。
Café Bonheur という場所で、いい時間を過ごして、幸せな気持ちになってほしいと、優しく語ってくれた。
(取材・記事 柘植千佳)