SDGsへの取り組み

おいしい笑顔の最大化。それが、SDGsに繋がっていた。

こだわりんとSDGs

こだわりんは、フードマーケット等のマルシェや、食(食周辺)にまつわる体験イベントなどを通して、モノの背景にあるストーリーを届ける活動をしています。

食の文化を知ったり、食の作り手のこだわりに耳を傾けたり、そして、自分たちで作ったりといった機会を提供する活動は、今、世界で求められている"持続可能な発展"への取り組み、つまり、SDGs にも繋がっています。

SDGsのために、こだわりんをやってきたのでは決してありません。

こだわりんが大切にしている、"おいしい笑顔の最大化”。

それは、食のストーリーによって、食べる人がもっとおいしさを感じるようになり、ありがとうの気持ちが大きくなる。そして、それを食べてくれる人のことを知ることで、作り手さんもより一層嬉しくハッピーになる、ということ。
そして、1人1人の「おいしい笑顔」がより濃いものとなり、そして、その「おいしい笑顔」の輪が広がっていく、ということ…。

そんなこだわりんの活動は、結果として、持続可能な発展におけるSDGsの取り組みに大きな貢献をしています。

子どもたちやそのご家族が、自分にとって正しい基準で食選びができるようになり、そして、好き嫌いなく感謝の心で食べることができるようになる。

また「食べる」だけにとどまらない、将来を生き抜くための力(創造力・本質を見抜く力・背景を知ろうとする思いやりの心など)にもつながります。

そして、子どもの頃からしたそのような経験は、将来にかけての根深い学びとして刻まれ、次の世代、次の世代へと受け継がれていきます。

この、食を通した学びの場は、将来の持続可能な生活の後押しをしてくれる大切な機会になると考えます。

こだわりんを通して、自分の食べるものの背景にあるこだわりや作り手の想いを楽しくていねいに知る、そんな食のストーリーを通した身近で深みある"食育"の質の高さが、SDGsに繋がっています。

そもそもSDGsって・・・?

すべての人にとってより良い社会を作るため、2015年に国連が定めた17の目標(ゴール)のことです。
世界のいろいろな問題に対応するためのもので、17のそれぞれの目標(ゴール)に対して、さらに細かい目標(ターゲット)が決められています。

こだわりんと、それぞれ目標との関係性

食のストーリーを通して、将来を生き抜く力を育むきっかけを

取り組み例

  • 魚あてクイズ釣りなどの、食に関する知育あそび
  • マルシェの出店者のこだわりをクイズラリーで知る
  • 実際にモノを作る体験を通して、創造性を育む
  • 食のプロから栄養や環境への配慮を学ぶ
ありがとうの気持ちで、作り手と食べ手がつながる。エシカルな消費者ができる社会へ

取り組み例

  • SNSやwebサイトを通した食のストーリー発信
  • マルシェ出店者のこだわり紹介ポスターの作成と掲示
  • 生産者の顔が見える買いもの環境
  • 紙芝居を通して、作り手さんの取り組みや食文化を知る
  • ペープサートを通したミツバチのお話
"有名だから"ではなく、そこに価値を感じるから。自分のお気に入りが、作り手さんの応援に。

取り組み例

  • フードマーケットでの農家さんの野菜販売の促進
  • 小規模で作られた希少な食材を使ったお料理やお菓子の販売促進
  • 農家や養蜂家の食材に関するワークショップでの収益化

執筆協力:堤 翔太(南山大学 社会科学研究科 総合政策学専攻)