ゆめのたねファーム

かぶりついた瞬間、「これは甘い!」と呟いた。今まで食べたことのないほどの濃厚な甘さとともに、水しぶきとともに飛び散る。

夏だけでなく、秋にもトウモロコシを出荷するのは、ツンデレ農家のゆめのたねファーム、高木宏道さんです。

鶏糞(有機物) へのこだわりがとっても強く、いくつかの鶏糞の処理場まで行って確かめ、厳選したものを土にまくことで、トウモロコシに適した土づくりにこだわります。

鶏糞を手で触って、においを嗅いで、それだけではない。なんと言っても、口に含むまでして鶏糞の発酵状態を確かめているのだから、まさにその徹底ぶりには頭が下がります。

「甘くなければとうもろこしじゃない」そんな、ゆめのたねファームのとうもろこしは最高糖度20度越え!!

2020年夏は、例年外れの長梅雨、そして日照不足とカメムシの被害で、見た目のわるい規格外品がたくさん出ましたが、それでも、市場の人は「やっぱり甘いわ。」と味を保証してくれたそうです。

そして秋には、気候の寒暖差によって実のぎっしり詰まった、濃厚な甘みが凝縮されたトウモロコシが楽しめます。

「トウモロコシは夏のもの」という常識が覆るほど、秋のトウモロコシが甘いですが、その背景には、とてつもない日々の努力、寒さとの戦い、そして台風との戦いがあったのです。