芋車

焼き芋とお芋のスイーツをキッチンカーで提供する芋車さん。

「マンゴーみたいなお芋だね。そのぐらい、甘くてねっとりしている。」そういう声が寄せられるほど、人気が出てきているお店。

特に、秋冬の季節には、芋車の前田さん自らが育てた「さつまいも」を使って焼き芋にします。

芋車の前田さんは、もともと非農家出身。
牛が好きだったことを理由に、一度は牧場に就職したものの、次第に「農業」への興味が芽生えていったんだとか。

前田さんが育てるさつまいもは、べにはるか、シルクシート、安納芋、白安納芋、マロンゴールド、など、 “しっとり”、かつ、 “ねっとり” したお芋の品種。

「自分が興味持ったもの育てているよ。やっぱり、自分が楽しくないと続かないからね。」そう話してくれました。

実際に農業をしてみて分かったのは、予想以上に大変な草取り。草を刈っても刈っても生えてくるため、夏場だけでも3回草刈り。よっぽどのことがない限り、なるべく化学肥料や農薬は使わないようにしているから尚更です。

「地味な作業も多いけど、それでも、どんなお芋が出てくるのかワクワクで..。収穫の楽しみが、やりがいにも繋がっているよ」と話してくれました。

そして、掘り立てのお芋を焼き芋にー…と思いきや、収穫後あえて1ヶ月以上置くんだそう。その方が、熟成されて、お芋の「澱粉」が「糖分」に変わり、甘くなるんだとか。

そして、1〜2時間かけてじっくりと火を通し、焼き芋を作ります。
適度な柔らかさになるまで、「この子は火の通りがいいなあ、この子はまだだなあ…」と、お芋1つ1つの個性を見ながら調整します。

おそとのフードマーケットでは、友人の石川さんと初のコラボ出店!

将来カフェをやりたいという石川さんは、何度もパティシエと一緒に創意工夫を重ねたマフィン(お芋味・その他)を提供してくれます。