豆枠
手づくり豆腐
材料から作り方、全てに想いとこだわりが詰まったお豆腐専門の老舗店!
キッチンカーではない、珍しい軽のトラック。
並んでいるのはー….
湫豆腐(くてどうふ)、志野豆腐(しのどうふ)、さといらず豆腐 、そして、油あげ、豆乳…。
とにかく、お豆腐に関するラインナップがずらり。
こんなにたくさんあるんだあ…!と、
「豆腐」そのものに、こんなにワクワクを覚えたのは初めてだ。
ここ、老舗のお豆腐屋さん「豆枠(まめいき)」は、
長久手にある町のお豆腐屋さんが、移動販売に来ていたのだ。
「『あなただからかいたい』そう思って頂きたい。直接話して、価値がわかる人にお届けする。だから、対面販売に特化しているよ」と作り手の冨田さん。
スーパーや百貨店などには一切卸さず、 朝(というか夜中)の2:30から豆腐を作り、その日のうちに作った豆腐を対面販売(移動販売)で売っていく。
冨田さんは、幼い頃から豆腐を作っている父の背中を見て育ち、
さらに京都の豆腐屋に3年間修行し、そして25年間の豆腐を作り続けているベテランの職人でもあり社長だ。
そんな冨田さんの、ぶれない想いとこだわりが、豆腐にたっぷりと詰まっている。
まずは材料。作る豆腐は全て国産大豆、しかも減農薬大豆。
それだけではなく、豆腐を固めるための「にがり」も国産にこだわって3種ブレンド、「菜種油」も国産で2種ブレンドする。
そして、おいしい豆腐を作るのには欠かせないお水は、地下150メートルの井戸水を使う。菌数もちゃんと検査済み、しかも、水道水などの塩素分も含まれていない。
そして、大豆から豆乳にしていく工程もまたこだわりで、とーーっても大変なんだとか。
「効率だけを考えると、”大豆を絞りきる”最近の機械に目が向きがちだけど、「おしい豆腐」を作ろうとすると違うんだよ」と冨田さん。
あえて、大豆に負荷が負荷がかかりすぎない、昭和50年ぐらいの機械を使う。
「豆乳を搾るとか煮るとか、手作りにこだわるならここら辺の機械だな!って思った。メンテナンスは大変なんだけど… 」と話す。
そして、絞った豆乳を豆腐にしていく。これもまた、こだわり。
いろんな豆腐があるけれど、まず食べて頂きたいのは、「湫豆腐(くてどうふ) 」。
木綿=「硬い」というイメージが、一気に覆るお豆腐だ。
通常の木綿豆腐の作り方はしていない。
絹ごしによってできた豆腐を一枚一枚すくって、層のように並べていって作っている。
だから、通常の絹豆腐の3倍以上の時間をかけて、作り上げているんだとか。
それ他にも、砂糖入り?というぐらいに、大豆の甘みがしっかり出ていてる「さといらず」や、
豆腐嫌いのお子さんでも食べやすい、もちもち豆腐など、さまざま。
移動販売で、お客さんの声を聞いて生まれた商品も多いんだとか。
71年間、ただひたすら豆腐だけを作り、豆腐にこだわりつづける。
ぜひ、老舗豆腐屋、「豆枠」さんの、お豆腐を味わって頂きたい。