日向へべす
鱒寿司、巻き寿司、だし巻き
幻の柑橘へべすのお寿司やだし巻きなど
「へべす」という食べものを知っていますか?
実は、宮崎では有名な柑橘のフルーツ。
一見、ライムのような見た目をしているが、
ストレート果汁で飲めてしまうほどに爽やかで、全くと言っていいほど苦味を感じない。
例えていえば、苦味のないグレープフルーツのような、まさに、クセがないのにクセになる、そんな魅惑のフルーツだ。
柑橘に特徴的な、白い皮の部分もとても薄い。それがまた、食べやすさにつながっている。
提供しているのは、川橋さんご夫妻。
宮崎出身の奥さんは、幼少期からへべすを食べて育ったらしく、「このへべすの魅力をもっと広めたい!」との熱意から、2019年に夫婦でへべすの販売を始めた。
「へべすって聞きなれない人も多いと思うけど、よりたくさんの人に手に取ってもらって、へべすの魅力を知ってもらいたい」と話す川橋さん。
宮崎の日向(ひゅうが)市で、農薬を使わずに育てる農家さんからへべすを仕入れ、シロップの他、鯖寿司、だし巻き卵、など、へべすを使ったいろんなラインナップを開発し、「日向(ひむか)へべす」というブランドで販売している。
定番のへべすシロップは、へべすの果汁ときび糖だけが原材料。すっきりとした飲みごたえで、炭酸で割ってもお湯で割ってもGood。ビールに入れると、クラフトビールのように味わえる。
エビデンスとしても、へべすが体にいいというのは出ているそうで、栄養価が高く、スーパーフード的な効能もあるんだそう。
例えば、必須アミノ酸を8種含んでいたり、「ナツダイダイン」という肝機能や病気予防の成分も含まれているらしい。
そして、一度は食べてほしいのが、鯖寿司。
1巻で約500円と高級感があるものの、一度食べたらガッテンがいく。
鯖とへべすの最高のコンビネーション。見事に鯖の臭みを取ってくれて、鯖本来の味や旨味を引き立てる。
しかも、シャリの中にもへべすの果皮否が入っているので、ふわーっと柑橘の香りが口から鼻へと吹き抜ける。
三重県産の鯖のほか、長崎の五島列島や大分の関サバなど、名産地の鯖を使っているから、それは、もう、旨いの一言でおさまらない。
「一回買った人のリピート率がすごく高いんです」と川橋さん。
へべす自体知らない人も、一度へべすのことを知ったら病みつきになってしまう、そんな魅惑のフルーツを、
お料理やシロップなど、いろんなバリエーションでお楽しみください♪